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コラム

高血圧 Q&A 

2007年11月

今回は外来でよく質問される高血圧に関する疑問に少しお答えしたいと思います。

 血圧の薬は一生飲まないといけないのですか? 
  • 原則として継続した服用が必要です。
  • 塩分制限や運動療法などを守っていただいた方の15?40%は減量あるいは中止が可能です。
  • ただし、血圧が正常化していても勝手に薬を中止するのは危険です。相談してください。
  • 家庭血圧の正常値は125/80mmHg未満と多くの患者さんが思っているよりかなり低いのが現状です。
  • 外来血圧で115/75mmHgまでは低いほどよいことが報告されています。
  血圧の薬を朝に飲むのを忘れてしまいました。どうしらたよいのでしょうか?  
  • 午前中に気づいた場合は、昼食後に服用してください。
  • 午後になって気づいた場合は、夕食前に血圧を測定し、高めで不安であれば朝の血圧の薬を夕食後に服用してください。
  • 寝るときに気づいた場合は、そのまま寝てください。不安であれば安定剤や眠剤を服用するようにしましょう。
  血圧の薬を飲んでいるとグレープフルーツジュースを飲んではいけない
 と聞きましたが、本当ですか?
  • 血圧の薬の中でカルシウム拮抗剤といわれる薬の一部とグレープフルーツジュースを併用すると血圧の薬が効きすぎる危険があります。
  • グレープフルーツジュースを飲んでから2?4日間影響されます。
  • 血圧の薬を飲んでいる方は原則としてグレープフルーツジュースは避けましょう。
  • 文献上はグレープフルーツの果実と薬の副作用は現在のところ報告されていないとのことです。
  • 相互作用の原因物質の可能性があるフラノクマリン誘導体は主にグレープフルーツの白い皮に含まれているとのことです。 そのため、実の部分のみを食べるのであればあまり問題はないのではないかと言われています。( 市販のグレープフルーツジュースは白い皮を取り除かないで作られています。)
  血圧の薬を飲んでいます。市販の風邪薬を飲んでよいのでしょうか?
  • 平成12年にアメリカの食品医薬品庁は感冒用や食欲抑制剤として使用されていた塩酸フェニールプロパノールアミン(PPA)が脳出血の危険を増大させるとしてPPA含有医薬品の販売中止を決めています。
  • その後、日本では高血圧、心臓病、甲状腺機能障害の診断を受けた人は服用しないこと。脳出血を起こしたことのある人は服用しないこと。が当時の厚生省から発表されています。
  • 風邪薬を購入時は薬剤師の方と相談するか、塩酸フェニールプロパノールアミンの含まれていないものを購入しましょう。
  •  
  血圧を下げると宣伝されている健康食品(特定保健用食品)は本当に効くのですか?
  • 杜仲茶ペプチドスープ(かつお節オリゴペプチド)、カルピスアミール(ラクトトリペプチド)投与により、数週間に収縮期で4~5mmHg、拡張期で2~3mmHg低下したという報告があります。
  • カルピスアミールには軽度のACE(血圧を上げる物質を作る酵素)の阻害作用があります。ただし、ACE阻害剤という血圧の薬を飲んだときと同様に咳嗽の頻度が増加すると報告されています。
  • プレティオ(GABA)はアドレナリンの分泌を抑え血圧低下させると報告されています。
     
坂口医院 内科・循環器科   坂口 好秀