坂口医院 内科・循環器科 〒588-0004
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コラム

夜間高血圧

2010年7月
最近、脳梗塞や心筋梗塞予防のための血圧管理として、外来時の血圧より家庭での血圧管理が重要視されてきており、その中でも早朝時の血圧、夜間の血圧が注目されています。つまり、脳梗塞予防や心筋梗塞予防のためには外来の血圧を正常化するだけではなく、早朝起床時の血圧、夜間の血圧を正常化することが重要です。
夜間の血圧変動パターンは左図のように分類されています。正常の方はdipperといって、日中の血圧より、夜間の血圧が10~20%低下します。10%未満しか低下しないnon-dipperの方やむしろ上昇するriserの方は脳卒中の危険が高いと報告されています。このように夜間の血圧パターンを知ることはより厳格な血圧管理をする場合には重要です。
しかし、夜間の血圧パターンを測定するには左図上段のような24時間血圧計を一日中装着し、30分毎に血圧を測定する必要があり、仕事をされている方に支障をきたしたり、夜間の頻回の血圧測定のため十分な睡眠がとれなかったりするため、簡単ではありませんでした。しかし、最近は左図下段のような寝る前に装着するだけで夜間の血圧を自動に測ってくれるような家庭血圧計が開発され、だいたいの夜間血圧パターンを知ることができるようになりました。
   
当院ではより厳格な血圧管理をするために、24時間血圧計(ABPM)だけでなく、より簡単に夜間の血圧パターンを知ることができる家庭血圧計も用いて診療しています。ご自身の血圧の日内変動を知ることは脳卒中予防のためにも非常に重要です。