7.その他の日常生活の注意事項


 情動的ストレスと血圧の関係は一定していません。ストレスの管理により血圧が下がったという報告もありますが、有効でなかったという報告もあります。

 寒冷が血圧を上げることは疫学的研究から示されており、冬に血圧が高くなります。また、心血管病による冬季の死亡率の増加は、暖房や防寒の不十分な場合ほど高くなります。したがって、高血圧の方は冬季の寒冷を避けるために暖房や防寒に気を配るべきで、見落とされやすいトイレや浴室なども十分に暖房すべきです。

 入浴に関しては熱すぎない風呂が好ましく、室温20℃以上、湯温40℃以下では血圧はほとんど上昇しないといわれているので、38~42℃くらいで5~10分間程度の入浴を目安にされたらよいでしょう。銭湯は一般的に熱すぎます。冷水浴やサウナは避けるべきでしょう。

 性交は血圧を上昇させますが、性生活において高血圧ゆえの問題はあまりありません。ただし、心血管病を持っておられる方は、刺激の強い性行為は慎むべきでしょう。